はじめに|ボトックスはシワ改善だけじゃない、万能な美容医療
ボトックスというと、目尻や額のシワ改善をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし実際には、筋肉の動きを和らげる作用を利用して、小顔・フェイスライン・脇の多汗症・肩こり・ふくらはぎなど、体のさまざまな部位に応用できる治療です。さらに最近では、小鼻やわし鼻、ガミースマイルといった特殊な部位への注入も人気が高まっています。
この記事では、エルムクリニックの相原理事長がボトックスでできることを部位別に詳しく解説します。持続期間やリスク、ヒアルロン酸との組み合わせについても触れていますので、ボトックスを検討している方の参考になる内容です。
- ボトックスの基本的な仕組み(筋肉注入とマイクロボトックスの違い)
- 部位別にできること(シワ・小顔・脇汗・肩こり・体・特殊部位)
- 持続期間とリスク・ダウンタイムの目安
- ヒアルロン酸と組み合わせるメリット
- 顎ボトックス・エラボトックスの症例
※本記事はYouTube動画の内容を再構成し、加筆したものです。
ボトックスの基本|筋肉に作用するタイプと皮膚に作用するタイプ
ボトックスは大きく分けて2つのタイプの注入方法があります。1つは筋肉に直接注入するタイプで、表情ジワの改善、多汗症の抑制、小顔やフェイスラインの調整、肩こりの軽減などに用いられます。もう1つは皮膚の浅い層に注入するタイプ(マイクロボトックス)で、筋肉ではなく皮膚に作用させることで毛穴の引き締めやハリ、艶を出す効果が期待できます。
同じボトックスでも、「どこに・どの深さで」打つかによって得られる効果がまったく異なります。エルムクリニックでは解剖学的な知識に基づいて部位ごとに適切な打ち方を選択し、悩みに合わせた施術を行っています。
部位別|ボトックスでできること
以下に、ボトックスで対応できる主な部位と効果をまとめました。
| 部位・タイプ | 主な効果 |
|---|---|
| 表情ジワ(目尻・額・梅干しジワ) | シワの改善 |
| 脇 | 多汗症の抑制 |
| 肩・首(僧帽筋) | 肩こり軽減、首をシュッと見せる |
| ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋) | 美脚効果 |
| エラ・フェイスライン | 小顔、フェイスラインの引き上げ |
| 顎 | 梅干しジワの軽減 |
| 小鼻(鼻翼筋) | 小鼻の引き締め |
| 鼻の内側 | わし鼻の改善 |
| 眼輪筋(外側) | 目を大きく見せる |
| 上唇鼻翼挙筋 | ほうれい線の軽減、ガミースマイルの改善 |
| 皮膚浅層(マイクロボトックス) | 毛穴引き締め、ハリ・艶 |
表情ジワ|目尻・額・梅干しジワ
最も一般的なボトックスの使い方は、目尻のシワや額のシワ、顎の梅干しジワといった表情ジワの改善です。筋肉の動きを和らげることで、表情によってできるシワを目立ちにくくします。
脇・体|脇汗・肩こり・ふくらはぎ
意外と知られていませんが、脇のボトックスは汗を抑える目的で人気が高い施術です。夏場の汗対策はもちろん、冬でも室内で汗をかきやすい方には通年で需要があります。
肩・首には僧帽筋という大きな筋肉があり、ここが凝っていると首がすっきり見えにくくなります。ボトックスで筋肉の緊張を和らげることで、肩こりの軽減と同時に首回りをなだらかに見せる効果も期待できます。また、腓腹筋・ヒラメ筋というふくらはぎの筋肉に注入することで、足をすっきりと見せる「美脚ボトックス」も人気です。ただし体の筋肉は大きいため、1回で大きく変化させるというよりは、複数回かけて少しずつ整えていくのが一般的です。
エラ・フェイスライン・顎|小顔効果
フェイスラインの引き締めには、複数のアプローチがあります。広頚筋(首を下に引っ張る筋肉)にボトックスを注入することでフェイスラインが上がりやすくなり、エラが張っている方には噛む力に作用する小顔ボトックスでエラを小さくする効果が期待できます。顎の梅干しジワには顎ボトックスが用いられ、滑らかなフェイスラインへと整えます。
エラ・顎|症例で見る変化
顎の梅干しジワが気になっていた方の症例です。顎ボトックスにより、梅干しジワが軽減し、滑らかなフェイスラインに変化しました。

- 施術内容
- 顎ボトックス
- 施術の目的
- 梅干しジワの軽減と滑らかなフェイスライン
- 施術金額
- 15,800円(税込)
- 副作用・リスク
- 赤み、腫れ、かゆみ、痛み、つっぱり、内出血、妊娠NG
※効果の感じ方には個人差があります。
エラの張りが気になっていた方の症例です。エラボトックスを4回施術し、エラの張りが解消され、フェイスラインがすっきりとした印象に変化しました。

- 施術内容
- エラボトックス 4回
- 施術の目的
- エラの張り解消、小顔
- 施術金額
- 139,800円(税込)
- 副作用・リスク
- 赤み、腫れ、かゆみ、痛み、つっぱり、内出血、妊娠NG
※効果の感じ方には個人差があります。
特殊部位|小鼻・わし鼻・目元・ガミースマイル
エルムクリニックでは、解剖学的な知識に基づいた特殊部位への注入にも対応しています。
- 小鼻のボトックス:鼻翼筋(鼻を広げる筋肉)に注入し、小鼻をキュッと引き締める
- わし鼻の改善:鼻の内側にある下げる筋肉に作用させ、わし鼻のグッと下がった印象を和らげる
- 目を大きく見せるボトックス:眼輪筋の外側に注入し、年齢とともに下がってきた目元を開けやすくする
- ほうれい線・ガミースマイル:上唇鼻翼挙筋に注入することで、ほうれい線をやや浅くしたり、ガミースマイル(笑った際に歯茎が見えすぎる状態)を改善する
マイクロボトックス|毛穴引き締め・ハリ・艶
季節によって人気が高まる施術として、マイクロボトックスがあります。筋肉ではなく皮膚の浅い層に注入することで、毛穴の引き締めやハリ・艶を出す効果が期待できます。1cm間隔で顔全体に何十箇所も注入するため施術回数は多くなりますが、その分、毛穴が引き締まり肌全体のツヤ感がアップします。
持続期間とリスク・ダウンタイム
ボトックスの持続期間は個人差がありますが、一般的には3〜4ヶ月ごとの施術がおすすめです。効果が必ず元に戻るという特性は、安全性の面でメリットといえます。
- 目の下に効かせすぎると表情がなくなって見えることがある
- 額に効かせすぎると、まぶたが重たく感じられることがある
- 注入回数が多い部位では内出血が起こる可能性がある(2〜3日〜1週間程度)
- マイクロボトックスは注入箇所が多いため、内出血のリスクについて事前の説明が重要
ヒアルロン酸との組み合わせ|より自然な仕上がりへ
ボトックスとヒアルロン酸を組み合わせる施術も人気が高まっています。たとえば、ボトックスで筋肉の動きを緩めるだけでなく、鼻から唇にかけてのEラインをヒアルロン酸で整えると、フェイスラインがよりすっきりとした印象になります。また、中顔面(頬骨弓周辺)の凹みが気になる方には、ヒアルロン酸でボリュームを補うことで、若々しい丸みのある印象に近づけることができます。
肌の真皮にマイクロボトックスを打つ際は表面麻酔を行うため、同じ日にヒアルロン酸などの注入を組み合わせる方も増えています。麻酔のたびに内出血が起こるリスクを考えると、同日にまとめて施術を受けられるのは、患者様にとってもメリットといえます。
- 糸リフトやヒアルロン酸と比べて費用が抑えやすく、定期的に受けやすい
- 適切な打ち方であれば内出血程度のリスクで、ダウンタイムが少ない
- 20代〜60代まで、年代に応じたさまざまな打ち方に対応できる
- 効果が必ず元に戻るため安全性が高く、その時々の悩みに合わせて調整できる
まとめ|まず試しやすい美容医療としてのボトックス
- ボトックスは表情ジワの改善だけでなく、脇汗・肩こり・小顔・ふくらはぎなど幅広く対応できる
- 小鼻・わし鼻・目元・ガミースマイルなど、解剖学的知識に基づいた特殊部位への応用も可能
- マイクロボトックスは皮膚に作用させ、毛穴引き締めやハリ・艶を目指す施術
- 持続期間の目安は3〜4ヶ月。内出血などのリスクを理解した上で受けることが大切
- ヒアルロン酸と組み合わせることで、より自然でバランスの取れた仕上がりが期待できる
- 費用を抑えやすくダウンタイムも少ないため、美容医療の入り口として選ばれやすい
ボトックスは、世界でも最も使われている美容医療のひとつです。正しい知識と技術に基づいた施術であれば安全性が高く、シワ改善から小顔、多汗症、特殊部位まで幅広い悩みに対応できます。エルムクリニックでは、患者様お一人おひとりの悩みやご要望に合わせて最適な打ち方をご提案しています。まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
※本記事の内容はYouTube動画をもとに再構成・加筆したものです。効果には個人差があります。施術内容・料金・リスクについては診察・カウンセリング時にご確認ください。

